5G基地局のエリア展開とフロントホール&バックホール市場予測調査
~予測モデルを使った5G基地局のエリア別展開とフロントホール&バックホール市場規模予測~
- 【発 刊】
- 2018年5月25日
- 【資料体裁・価格】
-
- [1]PDF版 価格230,000円
- [2]CD-ROM版 価格380,000円
- [3]セット版(CD-ROM+製本) 価格540,000円
- [4]セット版(CD-ROM+PDF) 価格570,000円
- ※価格は消費税を含みません。
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【問い合わせ先】担当:齋藤(デロイト トーマツ ミック経済研究所 電話番号:03-6213-1134)
● 発刊趣旨
2020年から5G市場が立ち上がる予定だ。5GはBBUを局舎に集中させ、RRUとの間を光ファイバーや無線でつなぐC-RAN構成を基本とするため、RRUとBBUをつなぐフロントホールへの投資が現状より大きく拡大する。さらに5Gの進展がもたらすトラフィックの急増によってバックホール増強や見直しも必要となると予想される。
本レポートは、2017年に発刊した「5G基地局市場の予測とキャリア・ベンダの戦略」の基地局数予測をベースにそのエリア別(市町村単位)の展開を予測した。そして、市場拡大が見込まれる5G向けフロントホール&バックホール市場の市場構造や市場規模を明らかにするとともに、その構成製品別に2021年までの市場規模を予測した。
☑ 3.5GHz帯の基地局展開をモデルケースとして、5G基地局のエリア展開を予測
☑ 予測モデルから推定される5G基地局数からフロントホール&バックホール市場を予測
☑ 新規獲得帯域や楽天の新規参入の設備投資、および通信機器マーケットの影響を分析
● 資料のポイント
2020年から立ち上がる5GはBBUを局舎に集中させ、RRUとの間を光ファイバや無線でつなぐC-RAN構成を基本とするため、RRUとBBUをつなぐフロントホールへの投資が現状(D-RAN)より大きく拡大する。さらに5Gの進展がもたらすトラフィックの急増によって、コアネットワークと基地局とをつなぐバックホール増強や見直しも必要となると予想される。
フロントホール市場は、C-RANの展開によって、大きく成長している。2017年度末にC-RAN率は、32%(セクタ数ベース)だが、2020年度末には38%、2025年度末には70%にまで達するとの予測だ。これに従って、フロントホール市場は2017年度250億円から2025年度837億円規模に成長すると予測される。
現状のフロントホール市場は、固定通信事業者から借りるダークファイバとダークファイバを集約して利用効率を高める集線装置から構成される。5Gにおけるフロントホールは、大容量・高速性を必要とするので、基本的に光ファイバの利用が前提となる。しかし、どうしても光ファイバが引けない場所にはマイクロウェーブを使用したフロントホール・ソリューションも登場するだろう。
日本では潤沢なダークファイバが存在するため、フロントホールにマイクロウェーブの利用は少ない。しかし、5Gによる大量のダークファイバ需要によって、ダークファイバの枯渇化も懸念されており、マイクロウェーブや光ファイバを集約するTWDM-PONの利用が増えると予想される。
バックホールは、現状はイーサネットによるリング構成が主流で、BBU側に置かれるメディアコンバータと局側に設置されるL2スイッチ/ルータで構成されている。しかし、モバイル・データ・トラフィックの急増を受けて、伝送路の大容量化とIPネットワークへの柔軟な適応が求められている。さらには5Gのネットワーク・スライシングによってバックホールのネットワーク構成は大きな影響を受ける。
バックホールへの設備投資額は、LTE化対応の2015年度がピークであり、その後減少傾向に転じ、2017年度455億円規模にとどまる。バックホール市場は、5G投資が始まる2019年度から回復し、2025年度には800億円に達すると予測される。対して、バックホールが収容しなければならないデータトラフィックは2017-2025年度で7倍近く、伸びるとの予測だ。
● 調査内容
分析編
- 序論(予測モデルは「5G基地局市場の予測2018年版」と同じ、予測数値は最新情報
を反映している)
- 1. 5G基地局市場予測の手法
- 1.1.5Gに求められる要件
- 1.2.モバイルデータトラフィックをベースにした予測手法
- 1.3.モバイルデータトラフィックの現状と今後の予測
- 1.4.5G基地局予測モデルとその各種パラメータ
- 1.5.5Gの仕様を巡る標準化の動向
- 2. トラフィックの動向と予測
- 2.1.加入者数の動向と予測
- 2.2.モバイルデータトラフィックの現状と今後の予想
- 2.3.料金体系とトラフィックの相関関係
- 2.4.5G向けアプリケーションの動向
- 第1章 キャリア各社の5G局数とエリア別展開予測
- 1.5Gの基地局数予測(~2025年度)
- 2.5G基地局の人口密度別エリア展開予測(2016~2025年度)
- 3.5G基地局の都道府県別エリア展開予測(2016~2025年度)
- 4.5G基地局の市町村別エリア展開予測(2016~2025年度)
- (予測ツールはExcelの回帰分析の手法を使用している)
- 第2章 フロントホール/バックホールの市場動向
- 1.重要性が増すフロントホール、バックホール
- 2.NTTドコモのネットワーク構成
- 2.1.ネットワークの全体構成
- 2.2.フロントホール・バックホールの構成
- 2.3.5Gへの移行シナリオ
- 3.KDDIのネットワーク構成
- 3.1.ネットワークの全体構成
- 3.2.フロントホール・バックホールの構成
- 3.3.5Gへの移行シナリオ
- 4.ソフトバンク
- 4.1.ネットワークの全体構成
- 4.2.フロントホール・バックホールの構成
- 4.3.5Gへの移行シナリオ
- 5.フロントホール&バックホール市場規模予測
- 5.1.フロントホール市場規模予測(2016~2025年度)
- 5.2.バックホール市場規模予測(2016~2025年度)
- 6.フロントホール&バックホール関連機器ベンダの動向とマーケットシェア
- 6.1.フロントホール関連機器ベンダの動向とマーケットシェア
- 6.2.バックホール関連機器ベンダの動向とマーケットシェア
- 第3章 キャリア各社の設備投資の動向と予測
- 1.各社の設備投資の現況と新規帯域獲得の影響
- 2.2021年度以降の設備投資予想(2016~2025年度)
- 3.楽天モバイルの新規参入が及ぼす通信機器市場への影響
- 3.1.設備投資計画と基地局数予想
- 3.2.想定ベンダとその協力関係
- 3.3.5G基地局市場に及ぼす影響
● 調査項目と調査対象企業
個別企業編
- 通信キャリア(3社)
- 1.NTTドコモ
- 2. KDDI
- 3. ソフトバンク
- 通信機器ベンダ(8社)
- 1.ノキアネットワークス
- 2.ファーウェイ
- 3.ZTE
- 4.NEC
- 5.富士通
- 6.シスコシステムズ
- 7.APRESIA Systems
- 8.住友電工
各社の個票内容
- ■通信キャリア
- 1.プロファイル
- 2.トラフィック予想(2016~2025年度)
- 3.設備投資予想(2016~2025年度)
- 4.世代別基地局数予測(2016~2025年度)
- 5.5G基地局のエリア展開予測
- 5.1.5Gの基地局数予測(2016~2025年度)
- 5.2.5G基地局の人口密度別エリア展開予測(2016~2025年度)
- 5.3.5G基地局の都道府県別エリア展開予測(2016~2025年度)
- 5.4.5G基地局の市町村別エリア展開予測(2016~2025年度)
- 6.ネットワーク構成
- 6.1.ネットワークの全体構成
- 6.2.フロントホール・バックホールの構成
- 6.3.5Gへの移行シナリオ
- 7.フロントホール&バックホール設備投資予測(2016~2025年度)
- 8.通信機器ベンダとの提携関係とベンダシェア
- ■通信機器ベンダ
- 1.プロファイル
- 2.通信機器の販売実績
- 3.キャリア別通信機器の販売金額予測
- 4.5Gの取り組み状況、開発状況
- 5.キャリアとの提携関係
調査対象品目
- フロントホール関連
- ・FTTH(イーサベース、WDM、PON)
- ・マイクロウェーブ
- ・集約装置(FHM)
- バックホール関連
- ・スイッチ、ルータ、ADM、WDM
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