- 2015年10月吉日
- 株式会社 ミック経済研究所
- 代表取締役主席研究員 有賀 章
● ご挨拶
前略 平成27年6~9月に実施しました、電話調査によるセキュリティ監視サービスの普及率並びにアンケート郵送調査による顧客満足度調査へのご協力、厚く御礼申し上げます。
電話調査につきましては2,434法人、アンケート郵送調査につきましては100法人(有効回答)からご協力を賜りました。特にアンケート調査はセキュリティ監視というセンシティブな、また機密事項に関する設問にも係らず、ご協力誠に有難うございました。個々の回答票(データ)につきましては重要機密事項とし、一切公表しないことを改めてお約束申し上げます。
つきましては、集計・分析サマリーの一部ですが、いつも以上に豊富にフィードバックさせて頂きます。セキュリティ監視サービスの普及率は本邦初公開で、全ベンダ平均と主要ベンダ5社の顧客満足度も今後、ユーザーがセキュリティ監視サービスを利用検討されるに当って貴重なデータとなると存じます。
当研究所は、今後とも、各種製品・サービスの普及率と顧客満足度について調査・発表してまいりますので、ご協力、宜しくお願い申し上げます。
● 調査要領
- 調査要領
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- 1.調査主旨
昨今、標的型攻撃、不正アクセス、情報漏えい事件が急増しています。社会問題にもなっています。これらの対策としてはソフトウェア製品の導入だけでは不十分で、24時間365日の監視体制が求められます。また、それらの監視体制は侵入の防御だけではなく、標的型攻撃(サイバー攻撃)に対して非常に有効な出口対策となります。
しかし、ユーザーが社内で24時間365日の監視体制を構築することは技術的にも、労務管理上からも難しいため、専門知識・技術と設備及び要員などを常時用意しているセキュリティ専門業者に任せた方が効果的です。コスト削減にもなります。
以上の趣旨から、ユーザーのセキュリティ監視サービスの普及促進を図ることと、セキュリティ専門業者の当該製品サービスの見直し・改善に役立つよう、第一弾で当該サービスの普及率を、第二弾で利用ユーザーに対して選定理由並びに顧客満足度を調査しました。
集計・分析で見るようにセキュリティ監視サービスの普及率は12.9%(2015年7月調査時点)と低いものでしたが、2011年から成長期に入り、2014年には急成長市場の条件となる普及率10%を超え、今後大きな成長が期待できます。また、顧客満足度においても各ベンダによって差はありますが、全体的に一定の評価をしており、今後の改善点も明らかとなりました。 - 2.調査対象と回答法人数
表1.電話調査の調査対象(当社パネラー)と回答率
注)製造に建設・工事含む。電力・ガス、交通など公益法人はサービスに含む
・当社ユーザーパネラーは従業員100人以上を対象とし、7,000法人(情報システム部門)をカバーしているが、セキュリティ監視サービスの顧客層は大手・中堅法人がほとんどとの仮説を立て、従業員数300~999人の中堅と、従業員1,000人以上の大手法人を調査対象とした。
表2.郵送アンケート調査の郵送数と有効回答数
- 3.調査方法
普及率調査 : スクリーニング調査(電話調査)
顧客満足度調査 : アンケート郵送調査 - 4.調査期間
普及率調査 : 2015年6月25日~7月27日
顧客満足度調査 : 2015年8月7日~9月30日 - 5.調査機関
株式会社 ミック経済研究所 -
【目 次】
第1章 セキュリティ監視サービスの普及率調査 ・・・1- 1.質問項目 ・・・1
- 2.従業員規模別・業種別回答数と普及率 ・・・1
- 3.ウエイトバック集計 ・・・2
- 4.セキュリティ監視サービスの従業員規模別普及率と業種別普及率 ・・・4
4-1.従業員規模別・業種別普及率 ・・・5
4-2.セキュリティ監視サービスの普及率推移 ・・・6
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第2章 セキュリティ監視サービスの顧客満足度調査 ・・・7
- 1.サンプルサマリー ・・・7
1-1.有効回答数・回収率 ・・・7
1-2.サンプルサマリー・プロフィール ・・・7 - 2.利用セキュリティ監視サービスベンダ ・・・9
- 3.利用セキュリティ監視サービスの選定理由 ・・・10
3-1.全体(平均)コメント ・・・10
3-2.主要5ベンダのユーザーグループ別コメント ・・・11 - 4.利用セキュリティ監視サービスの顧客満足度 ・・・12
4-1.評価項目別顧客満足度・点数 ・・・12
4-2.主要5ベンダのユーザーグループ別の顧客満足度 ・・・14
- 1.サンプルサマリー ・・・7
- 1.調査主旨
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