社長メッセージ―四半期別経済環境と事業動向

●2007年

2007年全般の社長メッセージ

当17期における当社を取り巻く事業環境は、J-SOX法や情報セキュリティガバナンスへの対応、また、金融分野において新商品、新制度への対応によりIT投資が活発化した年でした。一方、システム開発案件の収益確保にも努めた年で、それを受けてIT企業の業績は、利益面で上向いております。

しかしながら、企業経営全体にとっては必ずしも明るい材料ばかりではありませんでした。ハードウェアの低価格帯へのシフトは常態化しております。また、経済のグローバル化に伴い、特に中小企業において企業間の受注獲得競争による案件の低価格化が依然と続いております。

このような状況下におきまして、当社は人材育成を最優先に、堅実な成長を目指してまいりました。定番MR(自社企画資料)や出版事業でベースを固めると共に、IT分野以外のテーマにも挑戦し、事業基盤の拡大に努めました。その成果が「ネット広告&Webインテグレーション市場」や「IT活用によるエネルギーマネジメントシステムソリューション市場の現状と展望」で、MRの売上拡大に貢献しました。

一方、CR(依頼調査)につきましては、得意顧客様の案件は安定して発生しておりますが、スポット案件で受注獲得競争となり、当社の見積価格が高く、顧客数及び受注案件数がやや少なくなりました。

(注1.出版事業とは、新たに立ち上げたビジネスモデルで、企業年鑑スタイルのマーケティング資料を、価格ゾーン2万円~5万円で企画・制作・販売するものです。現在のところ、その売上はMRに計上されております。)

以上の結果、当17期におけるMR(自社企画資料)の売上は、対前年比20.8%の大幅増収でした。しかし、CR(依頼調査)の売上は、受注案件数の若干減に伴い8.1%の減収でした。両事業合わせて、売上高は160,135千円(対前年同期比4.4%増)となりました。

MRの売上ウエイトは恒常的にアップしており、50.1%と創業より始めて半分を超えました。これにより、よりアグレッシブな売上計画が立てられるような売上構造となりましたが、CRにつきましては課題の残る年となりました。来期は見積単価の見直しなど、CRの営業強化を図る計画です。

利益につきましては、大幅増益となりました。MRの1テーマ当り販売部数のアップによる売上増の貢献及び役員報酬の削減など、コストを圧縮することで営業利益25,883千円(昨年度営業利益17,003千円 前年比52.2%増)、経常利益26,127千円(昨年度経常利益17,116千円 前年比52.6%増)、当期純利益16,647千円(昨年度当期純利益9,123千円 前年比82.5%増)となりました。

2007年第3四半期(7-9月)の社長メッセージ

当第3四半期における当社を取り巻く事業環境は、企業業績の好調さから設備投資やIT投資が増加するなど、大手企業を中心に一部中小法人も含めて経営マインドが成長戦略に転じ、景気が緩やかに拡大しております。

しかしながら、経済のグローバル化に伴う法人間の受注獲得競争による案件の低価格化は依然と続いており、また原油価格の上昇など先行き不透明感も加わり、企業経営全体にとっては必ずしも明るい材料ばかりではありません。

そのような状況下において、当社の当第3四半期を含めた今期においては、人材の育成を基本に堅実な成長を目指してまいりました。定番MR(自社企画資料)や出版事業でベースを固め、新しいテーマの「ネット広告&Webインテグレーション市場」などの資料制作にも挑戦し、事業基盤の拡充に努めております。

また、CR(依頼調査)も一昨年ほどの大型案件はなかったものの、小型案件についても積極的に獲得してきました。

注1.出版事業とは、新たに立ち上げたビジネスモデルで、企業年鑑スタイルのマーケティング資料を、価格ゾーン2万円~5万円で企画・制作・販売するものです。現在のところ、その売上はMRに計上されております。

以上の結果、当第3四半期のMR売上は対前年同期比14.4%増、CR売上は対前年同期比8.7%増の総売上高35,081千円(対前年同期比11.3%増)となりました。利益につきましては、売上伸長(3,587千円増)と販売費・一般管理費削減(3,284千円減少)により営業利益2,388千円(対前年同期営業利益2,110千円増)、経常利益2,508千円(対前年同期経常利益2,219千円増)、四半期純利益1,465千円(対前年同期純利益1,307千円増)と大幅に増加しました。尚、販売費・一般管理費削減は、賞与引当金繰入方法の変更と社員募集費用が無かったことによるものです。

2007年第2四半期(4-6月)の社長メッセージ

当第2四半期の売上は、CR(依頼調査)の貢献で、対前年同期比39.7%増と好調な伸び率となりました。但し、計画に対しては5.8%減で、定番MRの低迷と、出版事業における新規企画資料の発刊遅れが響きました。上期累計(1~6月)の売上につきましても10.3%増の伸び率で安定しております。

(注)出版事業とは、新たに立ち上げた事業分野で、企業年鑑スタイルのマーケティング資料を、価格ゾーン2万円~5万円で企画・制作・販売する事業です。現在のところ、その売上はMRに計上されております。

当第2四半期の売上を事業別にみますと、まずMR(自社企画資料)につきましては、対前年同期比8.5%増と堅調な伸び率でした。定番MRの発刊のタイミングが第2四半期初期に来たことと、新規MRの貢献によるものです。但し、計画に対しては上述した要因から9.3%減でした。上期累計(1~6月)の売上につきましては23.3%増と大幅な伸び率でした。

次に、CR(依頼調査)につきましては、長期安定顧客2社から、定番案件以外に、IT市場の先進動向をテーマにした2本の新規案件を受注したことから対前年同期比76.2%増と、売上が大幅に増加しました。上期累計(1~6月)の売上につきましては1.5%増と低調でした。

以上の結果、当第2四半期につきましては、売上高47,161千円(対前年同期比39.7%増)となりました。利益につきましては、営業利益12,640千円(対前年同期比451.5%増)、経常利益12,640千円(対前年同期比451.5%増)、四半期純利益7,444千円(対前年同期比449.8%増)と、大幅増益となりました。

この極端な利益の伸長は、四半期決算のタイムラグによるもので、上期累計(1~6月)では、営業利益34.6%増、経常利益35.1%増、純利益33.6%増と落ち着いてきます。安定した売上増加と、経費削減努力によるものです。

2007年第1四半期(1-3月)の社長メッセージ

当第1四半期は、CR(依頼調査)案件のうち2本の完成が4月にずれ込み、売上高は34,204千円、対前年同期比14.6%減となりました。4月にずれ込んだCR7,048千円を加えると売上高は41,252千円、伸び率3.0%増の横這となります。

これを事業別にみますと、まずMR(自社企画資料)につきましては、売上17,177千円、前年同期比48.0%増と大きな伸び率でした。大幅増加の要因は、前期の第4四半期にMRが5本制作・発刊され、この売上が第1四半期にも続いているからです。前々期の第4四半期の制作本数は3本でした。当社のMRは単価が190,000円と高額で、メインの販売期間は3ヶ月間から半年ですが、製品寿命は1年以上と息が長くなっています。

次に、CR(依頼調査)につきましては、売上17,026千円、前年同期比40.1%減と大幅減少となりました。CRの売上構成がMRのそれを下回ったことは16年間の社歴で初めてのことです。但し、4月にずれ込んだCR2本を加えると24,074千円となり、伸び率は15.4%減と落ち着いてきます。

以上の結果、当第1四半期につきましては、売上高は34,204千円(対前年同期比14.6%減)となりました。利益につきましては、減収の影響が最も大きく、次に増員に伴う人件費の増大により、営業利益2,614千円(対前年同期比71.0%減)、経常利益2,669千円(対前年同期比70.4%減)、四半期純利益1,705千円(対前年同期比68.9%減)となりました。

▲ページトップへ